粗製濫造の果てを見たい

撮った写真とその時考えていたことの備忘録として

今日の野良猫撮影13

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昼休みに先にサブカメラで撮った方の記事書きましたがもちろんメインのE-M1mkⅡで撮った写真も。今日はNOKTON42.5㎜。そろそろ卒業しなきゃと思いつつ、ボケボケ写真ばかり撮ってました。

 

この黒猫はいつもは見ないやつ。日が当たる場所は黒というより茶色。

 

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段差を利用して超ローアングルで撮れるダイナミックポイント。今日はゴロゴロが撮れました。しかし目の前50㎝程度の距離でゴロゴロといったりきたりされると結構ピントリング回す量も必要でマニュアルフォーカスではなかなかついていけません。とにかく枚数撮ってマシなのを選ぶパターン。もっと絞って被写界深度稼げばよかった。

 

枯れ葉やアスファルトの上ばかりで撮るのに飽きてきた頃、うまい具合に緑の多いエリアに

 

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緑の中、逆光で日向と日陰があって、というシチュエーションがやっぱり一番好きです。

 

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 最後にカフェ猫。同じ色のがもう一匹いる。なかなか気を許してもらえない。

 

カメラ何台持ち歩いてます?

自分は日々野良猫撮りに行く際は二台だいたい持ってます。

以前は近寄れない猫、寄って来る猫の両方に対応する為、望遠系と標準系をそれぞれつけたカメラ二台を同時にぶら下げてました。

最近はここの猫にだんだん慣れて来たのと、近寄れなきゃ無理にアップで撮らなくてもいいや、と思いだしたので、メインのE-M1mkⅡでほぼ撮影してしまいます。2台目のカメラにはフィルムカメラやデジカメでもオールドレンズをつけたりして気分転換用として持って行きますが、使わないで帰る事もしばしば。

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FUJIFILMX-E1が今日のサブカメラ。ボディが中古で安かったので買いましたが、レンズはまだ買ってません。マウントアダプターで古いレンズで遊ぶ為のカメラとpになってます。フジのレンズも使って見たいんですが割に高価なのでまあそのうち。

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レンズはZUIKO 50㎜ F3.5マクロ。せっかくのマクロレンズなんで猫の手を接写。オールドレンズという感じでは無くて普通にちゃんと写る。

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花なども撮ってみたりするんですが、途中から逆光でフレア出して遊ぶのに夢中に。ちゃんと撮れるようになってからじゃないとダメですね、こういう遊びは。

今日の野良猫撮影12

いつもの公園は本格的にお花見モードに突入です。

ソメイヨシノの開花状況はまだまだですが、人間の方の事情もあって賑わっています。

 

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これでは猫はいないかなあ、と思いつつ桜を撮ったり。

TAMRON 90㎜ F2.8マクロをマウントアダプターで。望遠マクロは頭上の桜撮るのに便利。

 

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ふと思いついて、シーズンが終わって人気がなくなってる梅林の方を見てみたらいました。ここはこいつのお気に入りの日向ぼっこスペース。でもこいつは人間と馴れ合う気がまったくなく、これを撮ったら逃げられてしまいました。

 

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今日はお開きかな、と思いつつ戻るとこいつが来ていました。

こいつは他の猫がいるとそれなりに近寄らせてくれるけど、一匹だと途端に警戒心が強くなる。換算180㎜相当の望遠マクロレンズつけてたのはちょうどいいかな?

 

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と思いきや周りを動き回って案外近くにいる。マニュアルフォーカスの望遠では追いきれないのでレンズ交換。しかし、他に持ってるレンズは7-14の超広角ズーム。えらい極端な機材構成で来ていたのでした。

 

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そして広角にチェンジしたのがわかってるかのように木に登ってしまう猫。わかっててやってるんじゃないかな。

 

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今日の野良猫撮影11

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なんともすっきりしない天気でしたが、せっかく休みなので朝から撮ってきました。昼頃になって降り出したので、早く行っておいて良かったかも。

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大口径でのボケボケ写真、撮ってる時は楽しいけど、後で見るといい加減見飽きた。一工夫しないと。昨日みたいに良い場所にいつも猫が行くとは限らないし。

 

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これは猫が良い場所に来たパターン。今日はこいつやたらとついて来るなあと思ったので、植え込みの角で待ってたら狙い通り来てくれました。しかし後から見たら背景のピンクのぼんぼり邪魔やな。花見シーズンなので仕方ないですが。

 

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ダイナミックポイントと呼んでる段差に来たので下から広角で。空が白飛びしがちなので後からRAW編集前提でもっとアンダーで撮った方が良いのかなあ。

 

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いつもの喧嘩。今日は目の前1メートル以内で観戦。

 

今日の野良猫撮影10

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今日は早出。十六時頃から終業後の撮影です。最近、この時間帯には猫の出が悪く、もうすぐ来るお花見に向けて公園もざわざわしていて今日は会えないかもな、と思ってましたが

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こいつらが一緒にいました。

 

今日はノクトン42.5㎜一本で。今日あった二頭、キジ白のカギ尻尾は警戒心強くて寄らせてくれないし、白黒の方も夜はすり寄って来るのに昼間に会うと逃げます。中望遠のレンズで逃げる距離の外から狙います。

望遠系のレンズは主題の猫を写すのには良いんですが、背景が写る範囲が狭いので単調な構図になりがちなのが悩みなんですが…

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たまたま石灯籠の上に乗った時撮ったらこれ良いんじゃね?と思ったんです。足元と背景が全然違うから奥行き感はっきりでて面白いかなと。石灯籠と後ろの植え込みの距離の具合で背景がしっかりボケている為、猫の輪郭にキレがあります。合成っぽくもありますが。

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もう一頭も写す為に少し上から。背景が地面になりましたが、石灯籠に乗ってる為にいつもより距離があります。その為、地面がボケる量増えていつもより猫が浮き上がってると思います。

背景をボカして主題を浮き上がらせる為には距離大事、という事改めて感じました。地面にいる猫斜め上から撮ると背景は地面だけ、それも足元はピント合っててじわじわ後ろにボケていくというパッとしない感じになりがちですからね。

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植え込みが横向きのトンネルに見えるポイントで。後ろの草が明るい色で、それがほわっとボケているので別世界への入り口感ありませんか?ノクトンを開放で使った時の甘い描写の良さ。

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もう少し寄ってみた。猫がこっち向いてればなあ。

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と、自分が撮った写真の気に入った点を考えてみたんですが、これは自分でコントロールして作った作品では無くて、あくまで猫がたまたまそこに行っただけ、ですね。野良猫相手だから当たり前ですが。ただ、状況のコントロールはできないにしても、シャッターを適切なタイミングで切れるかとかいい方向から撮れるかなど撮りかたのコントロールはできるはず。日々精進。

 

 

世紀末 其の十四

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昨日はこんなイベントに行って来ました。VMO、というバンドが主催しているイベントで月一回のペースで行い、今回で14回目になります。

自分は2回目くらいに初めて行ってそれからは7割くらいかな、そのくらいの頻度で見に行ってます。

 

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六時開場なんですが、平日という事もありあまりその時間にお客さんは来ません。早く来たお客も近所のコンビニ前でダラダラしてるのが恒例。この三人、お客は真ん中だけで後二人は演者ですが。人があつまりだすのは開演七時からしばらくたってからかな。

 

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皆、入場してもステージを見に行かずにコンパスの居心地のいいロビーでピザ食ったり、飲んだりダラダラしています。ライブに来た、というより気の合う仲間とのパーティに来た、という感覚。

仲間と遊びたいなら普通に居酒屋いってればいいじゃん、と思われそうですが、みんなが毎回このイベントにわざわざ来るのはやってる音楽がかっこいいから。なかなか自力では辿り着けない尖った音楽をきけます。飲み食いしながらもフロアから聞こえる音楽を楽しんでいて、いいな、と思ったらステージを見に行き、疲れたらロビーに戻る。そんな感じです。

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今回は演者はDJ中心。

自分がこのイベントに行ったきっかけは、第2回かに出演していたBELLRING少女ハートというアイドルグループが目当てで、でした。ドルオタなんで。その後も以前このブログでも書いたおやすみホログラムはじめ、自分の好きな感じのアイドルをよく呼ぶのがこのイベントの好きなところではあるんですが、今回みたいなアイドルのでない回もけっこう行ってます。新鮮な音楽をリラックスした環境で聴けるこの雰囲気が気に入ってます。

同じ思いなのか、今回も何時もはアイドル現場で会う知り合いが多数。何故か酒癖が悪かったり、ライブ中に奇行を行う事で有名なだったり、いわゆる汚いオタクばかりですが。しかしそういう厄介なオタクは音楽に詳しい人も多いです。厄介な行動も楽しみ方を知ってるが故なのかも。

 

各演者、それぞれ刺激的で素晴らしかったけど今回は主催のVMOの事を。

 

https://twitter.com/akhrvillalobos/status/847139282741411840

 

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VMO、ジャンルとしてはブラックメタルなんでしょうか?そんな感じのおどろおどろしい白塗りメイクにデスヴォイス、ダークスローンだのウルヴェルだの厳つい名前。でもテクノっぽい音もあり、衣装を見るとロンT、短パンのスポーティなものでカタカナでダークスローンとか書いてる。意味わからないと思います。

自分の乏しい音楽知識では上手く解説できないので簡単に言うと、VMOの音楽はものすごく暴力的な気分になる音楽です。轟音、金属的な音、叫び声があり、それに加えてエモーショナルで美しいピアノの旋律がありそれに揺さぶられた心が身体を動かします。

VMOのライブで特徴的なのがフロアが真っ暗になる事。照明は完全に落とされ、フロアの入り口には暗幕が。ストロボライトのチカチカする光のみの中でのライブ。スモークも焚かれ視界は制限されます。

コンパスというライブハウスのスピーカーはもの凄い低音を出し、客はそれまでにしこたま飲んでいる。視界が制限された危険な状況にも関わらず、体は否応なしに暴れ出します。

スモークの中で動き回ると前後左右の感覚が失われ、ストロボ光の中の視界はコマ送りのように見えて時間の感覚も歪む。そんな中で他の客、演者と接触するのは非常に危険です。怪我をするかも…ではありません。問題はどの程度の怪我をするか、です。無謀だけど、本能的に持ってる攻撃性、闘争心を剥き出して得られる爽快感、のようなものが感じられ、最後の曲の美しいピアノの旋律に浄化され涙が流れる、そんな体験ができます。もちろん、後方でモッシュを避け安全に観る事も可能です。

 

何時もはカメラ持っていかないけど、たまに撮りたくなる。書いた通りの環境なんで、まともに写真を撮る事は無理なんだけど、ストロボ光を使う、というのを利用してスローシャッターで撮ったりして見ます。ストロボが光ったところだけ写真に写る。ピント合わせも不可能なんで絞ってパンフォーカス気味にしたり。ブレブレになったり像が二重になったりしてるけど、マジでこんな感じの視界だよ現場は。

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誰かが言ってたのが、VMOは暴力的だけどハッピーな暴力だ、と。振り回す手が顔に当たって鼻血が出るかもしれないし、突然ぶつかられて吹っ飛ばされるかもしれない。自分の肘が誰かの歯を折るかもしれないし倒れた誰かを踏みつけるかもしれない。でも、誰もそれを責めない。むしろ殴られて笑っている、喜んでいる。音楽を聴いておこる昂りを遠慮無しに現していい。迷惑をかけられた、なんて文句言って水を差すような事は誰もしないという信頼関係があるのがハッピーだ、と言われる所以だと思います。

 

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ライブ終了後も演者も客も箱から追い出されるまでいつまでも帰らないのも世紀末というイベントのいつもの光景です。

 

 

 

 

 

 

今日の野良猫撮影9

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この塀は野良猫ジャンプポイントです。この塀の向こうにいると、機嫌がいいとジャンプして登ってきてくれます。たまたまここにいて、機嫌が良くて、飽きるまでの二、三回ジャンプの撮影チャンスです。でもこの時つけてたのはマニュアルフォーカスのレンズ。付け替えてる間に猫の気が変わりそうなので、そのまま置きピンで挑戦。

 

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まだちょっと深度浅すぎでピント合ってないのとシャッタースピードも足らない気がする。チャンス見つけたらガッと感度上げて絞ってシャッタースピードも上げて…と素早くできるようにならないと。考える前に設定変えてるくらいになりたい。

 

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その後は最近凝っている広角で寄ってのドアップ。近くで撮るぶん、自分の影が写り込んでしまう事に気をつけないと。四隅に行くと歪んで耳が伸びてしまうのでなるべく顔を中央に、片手で持って顔の近くに持っていって撮るけど、晴れてると背面液晶は眩しくて見えない。この辺が今日気がついた事。

 

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普段見ない、めちゃ顔の怖い猫が来ました。

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こちらは普段からここで大きな顔しているイケメン猫。

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一触即発です。

結果はイケメンがビビって退散。情け無いけど、高所を取られた時点で負けなのかも。

 

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おまけ 猫マクロ