粗製濫造の果てを見たい

撮った写真とその時考えていたことの備忘録として

今日の野良猫撮影10

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今日は早出。十六時頃から終業後の撮影です。最近、この時間帯には猫の出が悪く、もうすぐ来るお花見に向けて公園もざわざわしていて今日は会えないかもな、と思ってましたが

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こいつらが一緒にいました。

 

今日はノクトン42.5㎜一本で。今日あった二頭、キジ白のカギ尻尾は警戒心強くて寄らせてくれないし、白黒の方も夜はすり寄って来るのに昼間に会うと逃げます。中望遠のレンズで逃げる距離の外から狙います。

望遠系のレンズは主題の猫を写すのには良いんですが、背景が写る範囲が狭いので単調な構図になりがちなのが悩みなんですが…

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たまたま石灯籠の上に乗った時撮ったらこれ良いんじゃね?と思ったんです。足元と背景が全然違うから奥行き感はっきりでて面白いかなと。石灯籠と後ろの植え込みの距離の具合で背景がしっかりボケている為、猫の輪郭にキレがあります。合成っぽくもありますが。

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もう一頭も写す為に少し上から。背景が地面になりましたが、石灯籠に乗ってる為にいつもより距離があります。その為、地面がボケる量増えていつもより猫が浮き上がってると思います。

背景をボカして主題を浮き上がらせる為には距離大事、という事改めて感じました。地面にいる猫斜め上から撮ると背景は地面だけ、それも足元はピント合っててじわじわ後ろにボケていくというパッとしない感じになりがちですからね。

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植え込みが横向きのトンネルに見えるポイントで。後ろの草が明るい色で、それがほわっとボケているので別世界への入り口感ありませんか?ノクトンを開放で使った時の甘い描写の良さ。

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もう少し寄ってみた。猫がこっち向いてればなあ。

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と、自分が撮った写真の気に入った点を考えてみたんですが、これは自分でコントロールして作った作品では無くて、あくまで猫がたまたまそこに行っただけ、ですね。野良猫相手だから当たり前ですが。ただ、状況のコントロールはできないにしても、シャッターを適切なタイミングで切れるかとかいい方向から撮れるかなど撮りかたのコントロールはできるはず。日々精進。