粗製濫造の果てを見たい

撮った写真とその時考えていたことの備忘録として

17.5㎜ F0.95一本で野良猫撮影

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Voigtländer NOKTON F0.95シリーズの17.5㎜を買ってしまいました。25㎜、42.5㎜に続いて三本目。このシリーズは撮るの楽しくてクセになるんですよね。あと残るは10.5㎜。これは使いこなすのが強烈に難しそうだからもっと先かな。この換算35㎜の焦点距離のレンズを買ったのは街角スナップなんかにも使えそうだなと思って。今の自分の主な被写体は野良猫とライブハウスですが次に撮りたいものはストリートスナップなんですよね。

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換算35㎜は野良猫相手にはちょい短い。うまく距離を詰める駆け引きが必要です。よそ見しながら遠回りしながらゆっくりと近づきます。

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なかなか会えなかったこいつですが、行動パターンをなんとなく把握して出て来る時間がわかってきました。少しは慣れてくれてここまでは近寄らせてくれるようになりました。

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しばしここで撮影したのちいつもの公園へ。

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ここ二、三日姿が見えず心配してました。近所の奥さんとあいつの姿見えなくなりましたねえと話してるまさにその時にのそっと登場。二人で喜びました。野良猫は迷惑な存在でもあるんですが、近くの住人が可愛がってくれているのはありがたいことです。

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近寄り放題の友達猫なんで近接で撮りまくり。25㎜、45㎜に比べると絞ってパンフォーカス的に使う事が多そうな17.5㎜ですが、開放で近づけばF0.95の大きな ボケ。一本で色々な絵を作れそうです。

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逆光で。

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猫もいてますけど、この先撮っていきたいのはこういうビルの裏側の壁やらパイプやら。汚れ、錆び。

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再会を祝してカメラと2ショットを撮ることにしました。おもちゃ、餌で行動をコントロールせずに好きにしてもらう猫事不介入がモットーですがたまにはこういう撮影もね。なんだこれ?って顔ですね。

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興味あり。

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食えないの?一本で、というタイトルの割にフィルムカメラは別に持っていました。これで撮ったぶんはいずれ。

 

42.5㎜F0.95一本で野良猫撮影

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今日はVoigtländer NOKTON 42.5㎜ F0.95。以前に購入していた25㎜を使うのがあまりに楽しいので換算85㎜になる中望遠のこのレンズも購入してしまいました。25㎜よりも焦点距離が長いのでさらに大きなボケが得られるレンズです。

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実際使う時にはF2〜F4くらいに絞って使うことが多いかも。ただ絞ってるとピントの山のエッジが見にくくなるのは難点。電子接点無しなんで他のレンズのように普段は開放で撮影の瞬間だけ絞る事が出来ないんですね。オールドレンズ使ってるみたいです。

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開放だと25㎜同様のドリーミーな写り。フワフワだけどホヤホヤじゃないのでアンダー目に撮ってドロンとさせるのが最近の好み。何を言ってるのかわかりませんね。

今時マニュアルフォーカス?と思われるでしょうがミラーレスのカメラはEVFで拡大表示ができたりピント面のピーキングができたりと意外とかんたん。

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今日は御機嫌だったのか、二匹そろって甘えてきました。しかしマニュアルフォーカスの中望遠で足元ぐるぐる廻る猫を追うのは至難の業。猫と仲良くなるのは楽しいことなんですが、撮影の為には石ころくらいに思われてる状態がベストです。

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しばらく遊ばせていたら俺の事に飽きて勝手に猫同士のんびりと。撮影にはこの関係がいいですね。

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お気に入りの場所は徐々に変わっていって冬の頃によくいた場所には今は全然行かなくなりました。

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病気なのか毛がごっそり抜けている。

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警戒心強めだけど以前より一歩近づけるようになった気がします。もう一歩近づいたら逃げられましたが。

おやすみホログラム エクストロメ 心斎橋サンホール

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今回はカメコ的感想になります。

前の記事で書いたリリースイベントが16時頃には終わって、次のおやすみホログラムの現場はアメリカ村にあるサンホールというライブハウスでのイベント。このエクストロメというイベント昼前からやってて結構見て見たい演者もたくさん出ているし、すぐ近くのドロップという箱でも気になるイベントが。ちょっと前の自分だったら両方チケット買って出入り自由なのを活かして行ったり来たりしたんですが、最近はそういうのしんどくなりましたね。1日でおやすみホログラムを2ステージだけで十分です。

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このサンホールというライブハウス、アイドルオタクの間では音の悪さとキャパシティ間違ったイベントがよくある事で不人気な箱なんですが今回初めて気がついたのが写真は撮りやすい。演者にしっかりライトが当たってるんです。後方、サイドに段差あったりしてそこから望遠レンズで撮ってもよかったんですが上手側スピーカー前に潜り込んで真横から撮影しました。

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自分のライブハウスでのカメラの設定はシャッタースピード優先でISO感度は200〜6400までのオートでスポット測光で顔で露出を合わせます。感度の上がり具合や曲を見てシャッタースピードを60〜500くらいの間で調整する、という感じです。今回は暗くて困るというより顔を白とびさせない方に気を使いました。

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いつも顔面ドアップしか撮らないんですが、今回は標準ズームの広角側を意識して使うようにしました。真横だから客席の様子も意識して。色々考えながらだとうまくいきません。思うに現場でピントだの露出だの構図の作り方だの考えてたらライブは撮れないですね。考えてる間に終わってしまう。自分はだいたいそれでシャッターチャンス逃してしまいます。ピントだの露出だの構図だのは考えなくても決まるようになってないと。そして現場では何も考えずに撮る。普段から基礎を意識して体に染みつかせておかうと思いました。猫で練習だな。

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ライブはいつものように大盛り上がり。写真も撮りたいけど沸いてる真ん中にも行きたい。ポケットに収まる小さいカメラに変えようかと時々考えます。GRなんかでライブ撮影してる人いませんかね?

 

ここにもOM-1持っていきました。感度800のフィルム使ったんですが、顔を白とびさせてしまったカットが多々。演者は明るく照らしていても他の部分が暗いから例えば露出計の針が見えない、手元が見えないからシャッタースピード、絞りをいくつに合わせたかは感触でしかわからない。難しくて失敗多数ですけどフィルムで撮るのは楽しいです。失敗多いぶん成功の喜びがあり、現像して結果が出るまで時間がかかるのはあとからもう一度楽しめるという事なんです。

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おやすみホログラム アコースティックライブアルバム「0413」リリースイベント

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一昨日、おやすみホログラムのライブ二本見てきました。一本目がタワーレコードNU茶屋町店でのインストアイベント。二本目が心斎橋サンホールでのイベント出演。ここではタワレコでのライブの事を。

早めに行ったおかげで最前列ゲット。アコースティックライブだったので座って鑑賞です。早めに行くと色々いい事あるんですよ、前に行けるのはともかく、リハーサルの音聞けたり。あと自分は終わった後だと写真のチェックに夢中になってしまうんで他のオタクと話すのははじまる前が中心だったりするので。

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おやすみホログラムは時々アコースティックでのライブも行っていて、今回そのライブ音源のCDを出す、ということでのイベントです。このCDは6月28日発売のはずが一ヶ月以上早い本日よりライブ会場限定での先行販売開始。日程や流通の都合なんでしょうけどなかなかアバウト。でも多くのアイドルがやってるみたいなCD現物も無いのに予約でお金取って長い間だらだらとリリースイベントやるような売り方よりは断然好感がもてます。

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めちゃくちゃな盛り上がり方のライブの印象が強いおやすみホログラムですが、アコースティックを座って聴くのもいい。二人の歌がいいんですよ。ちゃんとハモってて上手い、とよく言われるようになってきましたが、上手いだけなら他にもいくらでもいますよね、アイドルの枠の外ならなおさら。テクニックよりもこの曲をこの二人が歌うから意味がある。そういう事がアコースティックだとより強く印象付けられます。

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おやホロの曲ってちょっと暗いんですよね、実は。〜ない、という否定的な歌詞がやたらと多いし内省的。少なくとも明るく前向きで元気がもらえる、みたいなアイドルソングの一般的なイメージではありません。メンバーの二人もかわいいけど、誰からも好かれてクラスの人気者みたいな一般的なアイドルのイメージじゃないです。

カナミルははぐれヤンキーみたいだし八月ちゃんも浮きそう。文化祭なんかで中心にならずに教室の隅でやる気なさそうにしてそうな二人なんです。で、客もそういうタイプが多い。

クラス委員みたいな女の子が前向きに頑張る!みたいな歌を聞くのもいいんですが、アウトサイダーが唄う内省的な歌でも元気が出るもんなんです不思議と。

世間に馴染めず心地悪い部分って誰しもあると思います。少しの部分だったとしても。そういう感覚を持ってるのは自分だけじゃないし、その中でなんとなくやっていってるんだなあって。

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フィルムで撮ったぶんも現像したので追加。

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フィルムはナチュラを感度400で使用。無くなるの惜しいフィルムですね。

 

28㎜F3.5で野良猫撮影主にフィルム

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OLYMPUS M-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 1:3.5 f=28㎜ OMじゃなくてM-SYSTEMの銘があるので最初期の個体ですかね。こういうところ気にするコレクター気質ではないんですが同じレンズでも年代によって違いがあって沼が深そう。

カメラはOM-1、フィルムはc200ですが、このフィルムもどうやら製造終わるそうで、手頃で良かったんですが残念。

 

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地味なスペックのレンズですが、名玉と謳われるだけあって開放からシャープな写り。サイズもパンケーキレンズ並に小さいし、スマホくらいの馴染みのある画角なんで使いやすくて持ち出し率高いです。

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ちょい絞ると広い範囲にピント合うのでスナップにもいいかな。路上で会うすぐ逃げる猫にも向いています。ピント合わせる時間省略できるから出会い頭でも逃げられる前に撮れます。

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ちなみにE-M1mk2でも使ってみました。

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56㎜相当の画角で普通に使えます。わざわざ使う意味や面白みは無いかも。やはり28㎜の本来の画角で使いたいです。

 

 

200㎜F4.0一本で野良猫撮影

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単焦点レンズ一本だけで野良猫を撮りに行くのが最近のブームなんですが、今回はOM-SYSTEM-SYSTEM E.ZUIKO AUTO-T 1:4 f=200㎜。銀塩カメラ時代のマニュアルフォーカスレンズです。これをE-M1mk2にマウントアダプターで付けて見ました。フルサイズ換算400㎜の画角になります。

写真の事、機材の事の参考にさせてもらってるブログで紹介されていたので気になってヤフオクで購入。純正フィルター付きで1500円!望遠レンズは中古品めちゃくちゃ安いですね。しかも綺麗な状態の物が多い。

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早朝に家を出たので、こいつに会えました。警戒心強くてすぐ逃げてしまうんですが、これだけの望遠レンズなら警戒ゾーンの外からドアップ狙えます。

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遠くからリラックスした様子を狙えるのは良いんですが、ピント合わせはめちゃシビア。加えて少しの手ぶれでも画角が狭いのでファインダーがガクガクと揺れます。動いてるところをジャスピンで思い通りの構図で撮るには修練が必要です。この辺りもせっかく可愛い仕草なのに外してます。手ぶれ補正の無い時代なら三脚無しで撮るのは難しかったでしょうね。

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仲良しの二匹。撮った写真を眺めて気がつきましたが、今日はアップしか撮ってないw元々自分には寄りすぎの傾向あるんですがこの焦点距離だとなかなか引いて撮るのは難しいです。

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鳩を眺めて顔を見合わせる。

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最近よく撮る脚写真。後から見たら何がしたいのかわかりませんね。グラビアなんかでよくある、女性の脚だけ写したセクシーな感じにしたいんですが、被写体が猫ですから。

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望遠レンズ持つと撮りたくなる前ボケ。うまいこと猫と自分の間に花なり若草なり入れたいんですが良い場所に来るかは猫の気分次第。

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猫は結構じっとしてるのでマニュアルフォーカスの望遠レンズでも撮れるんですが、歩いているところを撮ろうと思うと大変です。猫の動きを先読みしてピントも撮りたい距離に合わせて先回りしてそこに来るのを待たないといけない。焦点距離が長いとそのぶん自分が動かないといけない距離も長くなりますし。

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40-150F2.8PRO+テレコンバーターというスペックも利便性も上のレンズを持っている中、あえてマニュアルフォーカスでさほど明るいわけでも無い古い単焦点レンズを使う意味があるのか、と聞かれたら意味は無いですと答えるしかありません。でも趣味ってそういうものじゃないかな、とも思います。

 

三本目の50㎜ F3.5

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安さにつられて50㎜を三本も買ってしまったOM-SYSTEM.。今回は最後の一本のOM-SYSTEM ZUIKO AUTO-MACRO 50㎜ F3.5です。今朝撮ったんで前回のエントリと同じような写真ばかりですが。

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条件が違うんで比較はできないんですが、F1.4、1.8に比べてシャープな気がします。コントラストもキツめ?光線のせい?

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今日は誰かが捨てていったトランクの上がお気に入りだった様子。触ってみたら適度なクッション製たしかにありました。

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同じシチュエーションでデジカメと撮り比べてみました。

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マクロレンズだから、ということで無駄に手足の接写ばかりしてしまいました。

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おしりの真上にカメラを置いて猫越しの草の写真です。

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普通に使ってもいい感じ。

OM-SYSTEMの50㎜は他にF1.2とF2.0マクロがありますね。両方とも高価なので買えませんがwいつかそのうち、今の三本使い尽くしたら考えます。