八月ちゃんとエンドレスサマートゥギャザー
八月三十一日に行われたおやすみホログラムの八月ちゃんの生誕イベントに行ってきました。自分はいわゆる生誕イベントを重視するタイプのオタクじゃないし、当日は行けないこともないけど仕事、翌日も仕事、ということで当初はスルーの予定でした。ところがチケット発売当日タイムラインが何やら騒がしい。イープラスが発売直後に売り切れの表示を出している、いくら生誕イベントといえ早すぎだろうと。ところが売り切れの表示をクリックすると何故かチケットが買えてしまう。イープラスのシステムのバグなんでしょうが、なんだか謎解きのようで面白くチケットを買ってしまいました。おかげで十五時半終業後新幹線に乗って開演時間の十九時半に会場の下北沢近松に着き、二十二時にはライブハウスを出て東京から二十三時発六時梅田着のバスに乗り七時出勤というハードなスケジュールに。
会場は生誕委員のオタクが頑張ったようで縁日風の演出が。この日だけのためにライブハウス内にノボリ、ハッピ、提灯、屋台(!)などが用意されていました。こういう時のオタクのクリエイティビティ、お金の使い方って凄いですよ。アイドルオタク以外の人にもちょっと見て欲しいくらい。自分は到着が開演ギリギリだったのであまり雰囲気楽しむ時間が無かったのが残念。
ライブは八月ちゃんのソロからスタート。オリジナル、カバー曲織り交ぜてのステージ。自分的にはcoccoの「強く儚い者たち」のカバーが聴けたの嬉しかった。もうこれ二十年も前の曲なんですね。若い頃はあまりライブに行ったりしなかったんだけど、coccoは観に行った。クラブクアトロだったっけ、当時は梅田じゃなくて心斎橋だったなあ、今で言うメンヘラ風の女の子が多くてはじまった途端前への圧縮凄かったなあ、coccoは観てて心配になったなあと思い出が。二十年の月日を経て当時好きだったものと今好きなものがリンクする、もうこの時点で無理して遠征した元は取れました。
続いて小川さんのDJでハハノシキュウ。その後八月ちゃんも加わって8×8×8=512(八参上と読むそうです)というユニットに。ハハノシキュウさん見るのNU茶屋町でのインストア以来2回目ですけどなんだかだんだん好きになりますね。歌詞の拗らせ方とラップのエモーショナルさがなんだか共感する。八月ちゃんが加わって小川さんが歌ってた部分を歌ったんですがこれも思ったよりハマってて良かった。
最後はカナミルとおやすみホログラム。いつも酒臭いおやホロ現場ですが祭りとあっていつもより仕上がっていたオタク達がここで爆発。最近は個々に好きに楽しむ大人な現場だったのが久しぶりにぐっちゃぐちゃの盛り上がり方。オタクのテンションでライブの雰囲気変わりがちなんですが、自分としては今日は何が起こるんだろう、というワクワク感があって好きですね。客を黙らせてきっちり聞かせたい時にはそうさせるだけの実力もおやホロにはありますし。
珍しくフロアで担がれる八月ちゃん。この後フロアでスイカ割り、例年通り夏らしいことを何もしなかった自分にも最後に夏の思い出が。
本編終了で時計を見たら既に二十二時を回っていて夜行バスに間に合うデッドラインギリギリ、慌てて会場を飛び出ました。その後アンコールもあったそうで見れなかったのは残念でしたがそれでも十分満足できたイベントでした。